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測量・設計・調査 株式会社 三創コンサル

 

主な測量業務

弊社では、基準点・水準・河川・深浅・用地などの測量業務の他に、工事測量や地図製図・図面調整も行っています。
測量の分野でもデジタル化は進んでおり、昔作った紙の図面をパソコンで使えるように・・・ということも少なくはありません。その場合は、ラスターデータをベクターデータに変換し図化するソフトを使ってCAD製図します。

業務に関するお問い合わせは、こちらから。

寝小屋付近の姫川 糸魚川市は海と山に囲まれた土地で、地すべり地帯でもあります。少し山に入ると切り立ったところも多く見られます。
現場作業には現地踏査だけでなく、周辺地域の特質を考慮した計画・準備が必要になります。
また豪雪地域でもあり、天候に泣かされることもしばしば・・・確かに”多様性”がある地域です。

糸魚川市街地と青海の間を流れる姫川も、狭い谷を一気に下る急流です。
そのため、大雨が降るとすぐに増水します。
平成7年7月には大きな災害となりましたが、復旧も終わり元のきれいな川に戻りました。

写真は寝小屋付近の姫川です。
上流には小滝川ヒスイ峡ジオサイトがあります。
 

主な測量業務の中から、GPSを使った基準点測量と深浅測量の作業風景と、ノンプリズム光波測距義を少しだけご紹介します。

 

基準点測量

公共測量作業規定をはじめとする、測量作業の指針となる中にもGPSによる作業が盛り込まれ、世界測地系に対応させるなどの様々な用途でも頻度は上がってきています。

基準点測量・GPS機材・無線機・固定局

基準点が設置してあるポイントにGPS機材をセットし、衛星からの情報を受信して、位置を測定しています。
このポイントを固定局と言っています。

GPSアンテナの隣に無線機をセットし、位置情報をもう一台のGPSアンテナに送信しています。
弊社ではこのセットで、RTK方式の作業を行います。
携帯電話を使用する方法もありますが、山間地には未だ電波の届かないエリアがあります。
測量業務は、未開の地をこれから切り開くために一番最初に現場作業を行う場合が多いため、無線を使用する方法にしています。

スタティック方式の場合は、無線機をセットしないで測量を行います。
VRS方式の場合は、携帯電話でデータを受信し観測を行います。

移動局となるGPSを持ち、無線受信機が入ったリュックを背負って観測しています。

※受信機が携帯電話だとVRS方式になります。

弊社で行う深浅測量はRTK方式を採用しています。

基準点測量・無線受信機・移動局

 

深浅測量

深浅測量・陸上固定局と船

陸上に固定局をセットし、位置情報を無線で船上に送信して位置を観測しています。

カーナビのシステムと同じような感じです。

この写真は北陸自動車道親不知IC付近です。
海岸線沿いに高速道路が走っていて、景色がとても良い場所のひとつです。

深浅測量・船内パソコン

船には測深器やGPS機材の他に、パソコンも積み込みます。深浅測量用のソフトがインストールされており、RTK方式で観測したGPSのデータを画面上に表示します。

観測前の準備として、あらかじめ測深したい基線(測線)を決め、その起終点座標を登録しておきます。
操縦者は、その測線をなぞるように船を走らせなければなりません。経験と技術が必要です。

測線方向に対しての左右のズレは画面左上に表示していますが、音声で誘導できます。画面表示は操作者が次の測線への移動やスタート地点を決める時などの誘導に使います。

深浅測量・パソコン画面

こちらがパソコンの画面です。
拡大画面のように、現在位置が船のマークで表示され、わかりやすくなっています。
◇のマークは、スタート地点からあらかじめ設定しておいたピッチを通過するごとに表示されます。

太い線が、測深している測線を表しています。

左右のズレがほぼ無く、測線上に◇マークがついています。

測線上に乗せるのはなかなか難しいようですが、慣れれば大丈夫・・・(船の操縦者の言葉)

 

ノンプリズム光波測距義

切り立った崖のような場所、崩れやすく登れない場所・・・など、糸魚川には作業員にとっては厳しい条件の地形が多く有ります。
どんな場所でも「横断測量をして欲しい」と言われれば観測する必要があるわけで・・・となると、危険を冒すことなく作業をするには、ノンプリズム光波測距義が便利です。
*もちろん、それでも観測不可能な条件は有ります。

ノンプリズム光波測距義

こちらは現在使用しているノンプリズム光波測距義です。

今まで使用していたものは、主に深浅測量で距離を計測していました。
もちろん距離を計測するにはそれで充分ですし、計測距離も長かったため大変重宝しました。

最近はノンプリの性能もグングン良くなって、測量可能な距離がずいぶんと長くなりました。

ノンプリだと遠方の対象物だった場合、色で反応しない場合がまれにあるので、どこでも観測できる・・・とはいきませんが、今後ますます活躍してくれる1台です。

 

図面調整

測量業務の「地図製図」・・・最近は手で図面を書くことも少なくなり、パソコンの中で製図する「CAD製図」に主役の座を奪われつつあります。
CAD製図は、現場で観測したデータを元に図面データを作成する方法です。

最近では、紙の原図をCADデータ化することが増えてきました。
紙材では劣化があり、破れる・日に焼ける・情報の更新がしにくい・コピーがとりにくい・・・など、保管も取扱も大変です。

データ化をすると、原図の劣化や破損を最小限にとどめることができ、必要なところだけ印刷することも可能です。また、情報の更新も簡単に出来るため、常に最新の状態を保つことも容易になります。

原図の状態、データ化後の目的などに応じて様々な手法があります。お気軽にお問い合わせください。

 
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